先月、久し振りに真夏の京都を訪ねました。日本全国で連日「熱中症注意!」報道があった期間中でしたので、当然の如く京の都も大変な蒸し暑さでした。でも、ちょうど「京の七夕」時期でしたので、夕方になると鴨川沿いの川床や七夕飾りのライトアップが景色に映えとても綺麗でしたね。加えて、外国人観光客を含め男女の浴衣姿が大変目立ち、街全体が一段と華やかになり暑さが気にならないくらい楽しめました。夏の京都もなかなかオツなものです。
さて、今回の京都訪問のもう一つの目的は、以前から関心があった南禅寺と東福寺を訪問することでした。南禅寺・方丈では、狩野永徳や探幽に代表される狩野派の代々の絵師の手による襖絵を楽しみ、また東福寺・方丈では、大作庭家・重森三玲の手による日本庭園・八相の庭を堪能しました。彼の石へのこだわりは半端ではなく、稀代の抽象芸術家と言われる所以がわかりました。中でも、東福寺・東庭は別名「北斗の庭」と呼ばれていて、実は弊社名のアーサメジャー(=大熊座)の中核である「北斗七星」を見立てたものです。庭全体が表現する小宇宙が見事でした。実は弊社のロゴも北斗七星をデザインしたものです。以前から一度はこの庭を直接見て、弊社の発展の願掛けをしようと考えていました。やっと願いが叶い、本当に充実した京都訪問になりました。
次回は、また違う季節に立ち寄ってみようと思います。やはり京都は奥深いです。